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”共感”って、何?

2023年12月20日

ホームページやバナーで言葉を作るときに

よく使われる手法は「3D」と言われるもの。

・今だけ

・ここだけ(これだけ)

・あなただけ

という、限定性を出すことによって希少性を感じてもらって”買わない理由”を潰していくという手法。

店舗ビジネスや地方ビジネスの場合は”ここだけ”を言えるけれど、オンラインビジネスの場合は”これだけ”という数量限定感を出すほうが主流。

ただ、SNSマーケティングをしている方は、むやみに使わないほうがいいし、僕の”言語化ギフトマーケティング講座”では、それを使わせない。

この「今だけ、ここだけ、あなただけ」というのはモノ消費の考え方の中で不特定多数に短期間で商品を販売するときに使われていた考え方。

例えば化粧品を開発して、LP(ランディングページ)を作って広告投資をして、”せっかく捕まえた見込み顧客の買わない理由を潰す”という時に使われるもの。

要は、瞬間顧客のクロージング用の考え方。

プロダクトローンチと言われる手法は、その時系列を前に持ってきた手法。販売の時にはすでに「今だけ、ここだけ、あなただけ」が教育されているから、すぐに購入につながると言われている。

でも、僕のプロモーションや

これから始める”言語化ギフトマーケティング講座”の中では

それは取り入れない。

===

個人事業やフリーランスの人から、小規模事業においては

SNSマーケティングでは”連続性”が求められる。

「この人の考え方、面白いな。

 過去の投稿を見てみよう」

って、ほぼ必ずなる。

その時に

「今だけです!」

「数量限定です!」

「あと2名です!」

ばかり投稿されていて、しかも

「大人気なので、期間を延長しました!」

「無理を言って、数量を増やしました!」

「ご要望が多かったので、増席しました!」

ばかり投稿されていたとしたら

”この人は、そういう手法を取る人なんだな”と僕なら思う。

===

それが、良いとか悪いということじゃない。

本当に、会議室の関係で人数を制限していたのに、たまたまキャンセルが出て大きな会議室が取れることもあるし

製造が追いついていなかったのに物流が改善されて増産が可能になることもある。

そういう理由がちゃんとある限定性の解除なら、むしろ好意的に受け入れられると思う。

けれど、”釣ろう”としていたら、誰が見てもわかる時代になった。

===

マーケティングで有名な例えに『顧客の靴を履け』という言葉がある。

(原文:”Wear Your Guests’ Shoes.”)

自分のお客様が何を感じ、何を考え、どう感じるか、同じ経験をして同じ目線で感じるということ。

お名前を出すのも烏滸がましいので伏せるけれど、USJの再生やハウステンボスの再生も手掛けていらっしゃるマーケティング精鋭集団の代表の方は、今度沖縄のテーマパークを手掛けるために 自然の中でサバイバルをしたらしい。その話がエキサイティングすぎて その話だけでも大興奮した(※オンライン視聴)

===

今は、表面的には”共感マーケティング”と言われてはいるけれど

要は、好きな人の話以外 基本的には聞かないということ。

だって、口説いてくる人が山ほどいる時代だから。

「あなただけですよ」

「今しかないですよ」

「あなたもできますよ」

って。

繰り返すけれど、不特定多数の人に大量に売る場合は重要な考え方。

それを否定するつもりは全くない。あくまでも”手法の1つ”と捉えているだけ。

「権威性マーケティング手法」とか「限定性マーケティング手法」なんだなぁと。それ自体はビジネスなので、肯定も否定もするものではない。僕はやらないというだけ。

===

ただ、”顧客の靴”を履いた時に

自分が感じた違和感は、間違いなく自分の顧客も感じている。

なんでかというと

”共感”を集めることがSNSマーケティングの大前提で

どの企業も”共感”を指標にしてビジネスをしているから。

マーケティングは個人戦ではなく、団体戦でもなく

インターネットという巨大なルールの中での整合性を担保するゲームになっている。

だって・・・・

この投稿の、ここまでの文章って

僕のことを少なくとも好意的に見てくださっている方しか読んでないでしょ。

”それ以外の人には表示さえされない”というのが、GAFA(Google・Apple・Facebook(Meta)・Amazon)が作ったルール。

(※”MATANA”とか色々あるけど、今は無視)

===

”共感”を、定義したことってある?

「めっちゃ良いですね!!」

「すごいですね!!」

「わかります!」

というのは、ほとんどの場合は共感じゃない。

”喚起”なの。

瞬発的な行動喚起マーケティングの結果が

”めちゃめちゃわかります”だと僕は定義してる。

だって、その人”分かってない”から。

共感的なチューニングを行った行動喚起マーケティングの1つでしかない。

===

本来の”共感”は、安心なの。

「ここにいても良いんだな・・」が、共感。

それを育むのが、家族でありコミュニティ。

だってさ

「家族でいられるのは、あと2名だけですよ」って

絶対言わないじゃん。

だってさ

「ハンバーグは1個だけなんだから、兄弟3人で勝負しなさい」って

絶対言わないじゃん。

これがわからないマーケッターが、いまだに「今だけ、ここだけ、あなただけ」を言い続けているのがSNS。

繰り返すけれど、

「あっという間に数千万」とか「信じていれば数億円」みたいなお仕事をされている方にとっては、その考え方が重要な面もあるから 手法としては理解するし、否定するつもりも肯定するつもりもない。

===

でも、ここまで読んでくださっている方は

個人で活動されているか、小規模事業をされてる方なの。

僕は、あなたと”同じ靴”を履いてきた。

なんなら、あなた以上に履いてるかもしれない(笑)

今、SNSマーケティングをしていて、何か違和感を感じてるなら

それは、正しい違和感だと思う。

違和感を感じていることこそ、あなたの価値だと思う。

だって

「これを言うと、どう感じるかなぁ」って瞬間思ったはずだから。

===

強い言葉を書いて、ごめんなさい。

それくらい伝えたかった。

ここまで読んでくださったことに感謝します。

僕が伝える”言語化マーケティング”は

キラキラワードもないし、”あっという間に”もできないし、

とても不器用で不恰好です。

けれど、

個人事業やフリーランスや、小規模事業の方が

”自分の言葉”で勝負をするために必須のスキルが入ってる。

AIやテクノロジーが進む時代の中で

未来永劫は保証できないけれど

2024年は、間違いなく言葉の価値が高まる。

それを伝えるのが、言語化ギフトマーケティングです。

言語化は、ギフト。

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